マドリード南西部に向かって28km、州南部のAlberche(アルベルチェ)川とTajo(タホ)川の流域にはさまれた、トレドとの県境近くにあります。首都圏の南部に位置し、人口は8000人以上に上ります。市域のほとんどが、マドリード州の自然保護地区のひとつ、Parque regional del curso medio del río Guadarrama(グアダラマ川中流域公園)に属しています。最近、Moraleja de la Mayor(モラレハ・デ・ラ・マヨール)地区の小川の水路と森林の改修工事が行われました。かつてはArroyo de los Molinos(アロジョ・デ・モリーノス=水車のある小川)と呼ばれていた、アロジョモリーノスの地名の由来は、想像に難くないと思われます。
グアダラマ川が市の西端となっています。長方形の形状と曲線で描かれた角が特徴のゴシック様式の大塔は、15世紀、正確には1470年代にれんがで建設されました。最近修復工事の行われた個人所有の建物ですが、アロジョモリーノスの名物の1つです。旧市街のマヨール広場の近くには、かつてのCastillo del Pan(パン城)跡と思われる廃墟があり、そのためこの要塞跡がTorre del Pan(パンの塔)と呼ばれることもあります。長方形の形状と円形の角が特徴で、長い間穀物倉庫と鳩小屋として利用されていました。
アロジョモリーノスを訪れたからには、16世紀~17世紀に建築されたIglesia parroquial de Nuestra Señora de la Asunción(ヌエストラ・セニョーラ・デ・ラ・アスンシオン教区教会)にもぜひ足を向けてみてください。錠前製造の鍛冶屋では、伝統的な美しい鉄製品の製造過程を見学できるほか、お土産として購入もできます。
この町のメインのお祭りは、6月中旬の聖体祭りと9月初旬の聖母マリア祭りです。
アロジョモリーノスの町には、数年前、屋内スキー場を備えた巨大アミューズメントパーク、Madrid Xanadú(マドリード・サナドゥ)がオープンしました。1万8千平米の敷地内では、一年中スキーを楽しむことができます。