マドリード市から北西へ48Km、グアダラマ山脈 の山すそのグアダラマ川のほとりにあります。町の中心部は、Alto de los Leones(アルト・デ・ロス・レオネス)と呼ばれる峠のふもと、海抜981メートルのところに位置しています。1960年には3千人をわずかに超えるばかりだった人口が、今日では1万1千300人となりました。
この市から出土されたマイル標示が、この地で最古の遺物とされています。町の名前は中世のアラビア語の言葉に由来していると言われています。この町は、19世紀の初め、スペイン王家の多大な協力のお陰で発展しました。というのは、フェルナンド7世の治世に、La Granja(ラ・グランハ)王立モニュメント、セゴビア県、El Escorial(エル・エスコリアル)と グアダラマ経由でマドリードを結ぶ街道が建設されたのです。
この町の自然環境の重要性に入る前に、まずは芸術的遺産を見ていくことにしましょう。Antigua iglesia de San Miguel Arcángel(旧サン・ミゲル・アルカンヘル教会)は、15世紀~16世紀に、かつてのモスク跡の上に建設されました。今日ではCentro Cultural La Torre(ラ・トーレ文化センター)となっています。マヨール広場もみどころの1つです。前述の教会と現在の教区教会のグアダラマを混同してはいけません。ここは、かつて公共種子倉庫、または王立パン製造所でした。Doctor Palanca(ドクトル・パランカ)広場にある石造りの噴水、グアダラマ川に架かるPuente del Rosario(ロサリオ橋)、前述のアルト・デ・ロス・レオネスにある、アルト・デル・レオンの完成記念モニュメントなども18世紀の建造物です。
この町を取り囲む壮大な自然に関連する観光スポットは、多様性に富むだけでなく無数に存在します。Jarosa(ハロサ)貯水池付近も興味深いスポットですが、やはりメインはMonumento natural de interés nacional de La Peña del Arcipreste de Hita(国の自然文化財であるイタ主席司祭の岩山)でしょう。ここは、1930年、Libro del Buen Amor(良き愛の書)の600周年を記念して、Real Academia Española(スペイン王立アカデミー)の要請により、マドリード州の自然保護地区の1つに指定されました。Collado de la Sevillana (ラ・セビリャーナ峠)とPeña del Cuervo(クエルボ岩山)の間にある、アルト・デ・ロス・レオネス付近の険しい岩山のわずかなスペースは、岩場を取り巻いて生い茂る草木と、この地から生まれる湧き水の美しいスポットです。
8月中旬、グアダラマで開催されるVirgen de la Jarosa(ビルヘン・デ・ラ・ハロサ)祭りは、Ermita de la Jarosa(ハロサ礼拝堂)への巡礼などで盛大に祝われます。その他の特筆すべきお祭りには、Mercado Medieval(中世市)とFestival Teatral(シアター・フェスティバル)があります。