マドリードから43Km、マドリード州の南西部の、Henares(エナーレス)地帯と呼ばれる工業地帯にあります。
周囲には眺めの良い場所がいくつもあり、広々と開けた場所にあるため、ビリャルビーリャの町全体を見渡すことができます。また、遠くの美しい景色も、道沿いにいくつも設けられた展望台から目にすることができます。その一例として挙げられるのが、山々や輪郭がくっきり浮かび上がる峠を携えたSierra de Guadarrama(グアダラマ山脈)の壮大な風景で、この町の旧市街よりHontanilla(オンタニーリャ)の泉と呼ばれる噴水へ向かう道から一望にできます。この町の行政区には、ビリャルビーリャの旧市街の北西にあるLos Hueros(ロス・ウエロス)の集落も含まれています。
これら2つの集落では、同じ守護聖人、Nuestra Señora de la Asunción(ヌエストラ・セニョーラ・デ・ラ・アスンシオン)を祀った教区教会が1つずつあります。ビリャルビーリャの教会は、地盤の崩壊を防ぐために周りを石造りの壁で取り囲んであります。どうも以前の古い教会の上に建てられているようで、石に埋め込まれたゴシック様式の鉄格子を設えたバラ窓は、以前の教会のもののようです。マニエリスム様式の西側のファサードの扉は、16世紀の作品です。この建物の中で一番古い南側のファサードは1540年に建てられたもので、切石のポルチコで囲まれた前廊が見事です。この教会の外観は、中央の身廊の屋根の段差が特徴で、ムデハル時代を彷彿とさせる鐘楼が一際高くそびえています。内部には、町の守護聖人、Cristo de la Guía(クリスト・デ・ラ・ギア)を祀った、18世紀の礼拝堂があります。数十年前までNuestra Señora de la Antigua(ヌエストラ・セニョーラ・デ・ラ・アンティグア)を祀ってあった、ロス・ウエロスの教会は、1501年には既に存在していたことが分かっています。1503年、シスネロス枢機卿によって、Alcalá de Henares(アルカラ・デ・エナーレス)のIglesia de Santiago(サンティアゴ教会)に併合された記録が残っています。
今日見られる教会は、16世紀末~17世紀始めの建築で、粗石積みとれんが、そしてところどころに切石を取り混ぜて建てられています。ルネサンス様式のポルチコと、花崗岩の切石作りで造られた、西側のファサードのさっそうとした破風鐘楼、そして鐘を鳴らすための2段に分かれた穴がみどころです。
市街地の外にも魅力的な場所がいくつもあります。そのうちの1つは、Fuentes de Arriba(アリーバの泉)と呼ばれる昔の洗濯場とその周辺です。また、最近修復された、Fuentes de las Mujeres(女性たちの泉)にもみどころがあります。これは、ビラルビーリャの山の手にある、17世紀の伝統的な建造物で、泉や家畜たちの水飲み場、公衆洗濯場として使われていたものでした。20世紀の初めに現在の瓦屋根が付け加えられました。
この町には、Club de Golf de Valdeláguila(バルデラギラ・ゴルフ・クラブ)があり、ゴルフを楽しむこともできます。