ここは既にカトリック両王の頃から王家の休養地として使われていた場所でした。ファサードの赤と白が特徴の現在の王宮は、フェリペ2世がエル・エスコリアルの施設建築を担当したと同じ
Juan Bautista de Toledo(フアン・バウティスタ・デ・トレド)とJuan
de Herrera(フアン・デ・エレラ)に命じてその建設を始めましたが、最終的にプロジェクトが完成したのは次の国王フェルナンド6世の時代でした。
アランフェスの町が現在のような形になったのは、フェリペ2世の時代でしたが、この「Jardin
de la Isla (島の庭園)」と呼ばれる王宮庭園は同国王によって造られたものです。この庭園の中を散策して行けば、スペインで唯一のルネッサンス様式庭園を身近に鑑賞することができます。そして遊歩道にはヘラクレス広場、アポロ広場、ハルピュイア広場、バッカス広場などのツゲの生垣で囲まれた様々な広場があります。
すぐ隣には、順路のカーブがその周りに植えられた潅木と共に大きな模様を描きだしている「Jardín
del Parterre(花壇の庭園)」と呼ばれる庭園が続きます。その間にはいくつかの噴水が設けられてますが、後世の王達によってこれらの噴水には彫像が加えられ、独特の雰囲気を醸し出しています。フェルナンド7世の時代にヘラクレスとアンテオの像が、カルロス4世の時代にセレスとネレイダの像がそれぞれ作られました。
Real
Casa del Labrador(農夫の家)
18世紀の歴代国王らは、アポロの噴水や湖の中のいくつかの音楽堂や小廟を建造したりして、アランフェス王宮の内容を充実させて行きました。またJuan
Villanueva(フアン・ビリャヌエバ)の設計でCasa del Labrador(農夫の家)と呼ばれる宮殿も造られました。この宮殿の庭園ににあるMuseo
de Faluas Reales(船の博物館)ではスペイン王家の人たちが遊びに使った豪華な船舶のコレクションを見ることができます。
便利情報
所在地
Plaza
de Parejas 28300 ARANJUEZ (MADRID). 電話:
+34 91 891 13 44 / 91 892 43 32