人類にとって最大の神秘である宇宙。マドリード市美術課に属するこの施設のおかげでその神秘を少しでもひも解くことができます。 1986年9月29日にオープンして以来、このプラネタリウムは教育と知識普及という2つを目的として来ました。
施設内には、学校生徒をはじめとする一般大衆に天文学の基礎知識を普及するために、目的別のいくつかのスペースが設けられています。 Parque Tierno Galván(ティエルノ・ガルバン公園)の中にある海抜600メートル地点に位置するPlanetario de Madrid(マドリード・プラネタリウム)からの 眺めは最高 で、マドリードの街のほぼ全体を一望の下に見渡すことができます。
Planetario de Madrid(マドリード・プラネタリウム)が目指すのは、ここを訪れる人々に大宇宙との対話を少しでも取り戻してもらう ことで、そのために、解説、歴史、物理、研究、探検など様々な手段を通じて基礎的な天文学知識を普及する努力をしています。

Planetario de Madrid (マドリード・プラネタリウム)のメインプロジェクションルームにマルチメディア映像を映し出すために、100基を超えるスライドプロジェクターからなるマルチビジョンシステムが装備されています。このシステムを使えば、ドーム全体に映像を写してまるで星空に囲まれているような効果を出せると同時に、天空の一地点だけに具体的な映像を映写することもできます。
その他に、爆発、パルサー、ブラックポール、ギャラクシーなどの特別効果プロジェクター50基から映し出される映像がドームの天空に太陽系を創り出します。また、施設内には、ビデオレコーダー付きビデオプロジェクター、ビデオディスク再生プレーヤー、ドーム全体に均等に設置された6000ワットの出力を持つ24基のスピーカーからなる音響システムなども装備されています。
しかし、最も重要なのは、やはり一つ一つの星を映し出して星空を作り出している光学プラネタリウムプロジェクターでしょう。歯車とシャフトとプロジェクターを組み合わせたこのシステムが、地球の自転やそれぞれの天体の動きを再現してドームにリアルな擬似宇宙を出現させているのです。 現在では様々な操作のできるもっと進んだプロジェクターが開発されていますが、 光学プラネタリウムが作り出すリアルな星空に優るものは未だ現れていません。

プラネタリウムには大きく分けて3つの展示スペースがあります。二つは常設展示サロン、もう一つはビデオルームに通じる廊下で、ここにはこのプラネタリウムで製作したオリジナル作品が展示されています。 プラネタリウムのメインプロジェクションルームの真下に位置している天文学ホールは、 直径21メートルの円形スペースでガラス張りになっています。 ここでは、ハレー彗星、海王星探検、銀河系、南半球の星座などさまざまな天文学的現象を体験できるようになっています。
メインプロジェクションルームの外側には9メートルの長さをもつ、パノラマオーバーヘッドプロジェクター用の曲面スクリーンが設置されていますが、 このスクリーンの後ろには、コンピューターによって管理、シンクロナイズされた多数のスライドプロジェクターがあります。 このパノラマスクリーンでは、Los Planetas(惑星), las Escalas del Universo(宇宙の大きさ), La Tierra(地球)など同プラネタリウムで製作した天文学に関する短編作品が上映されます。
Sala de Exposiciones(展示ホール)は、プラネタリウムの中にありますが、これだけで独立したスペースになっているので、 施設内の他の部分とは切り離した独自のイベントや展示の会場としても使用されています。 通信衛生Hispasat(イスパサット)に関する展示会、天文学ファンが撮った写真の展示会、子供たちの見たプレネタリウム展、人類の月到達25周年記念展などがここで開催されました。
また、プレネタリウムの中には直径3メートルのドームに覆われた高さ28メートルの展望タワーもあります。 内部には、口径150ミリ、焦点距離2,25メートルの屈折クデ式望遠鏡が設置されています。夜間照明が明るく大気が汚染されているマドリードは天体観測に理想的な場所とは言えませんが、この展望台からはかなり高度な天体観測が可能です。
また、プラネタリウム内にある売店では科学や天文学関連の専門文献や書籍を入手する事もできます。
展示、ビデオおよびオーディオビジュアルは入場無料
席は座席指定なし
メインプロジェクションルームへの入場料: